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自分の味覚-3   和食編


お昼ご飯は、ニューヨークで最も有名な日本食レストランの「ノブ」で。
最初にドーンと濃い(辛い)料理でビックリさせて、徐々にティピカルな薄味和風出汁の日本食に移っていく感じ。
ランチコースなのに、料理毎の味の変化にちゃんとストーリーがあって、堪能出来る。
特に「さわらの西京焼き」が良かった。
白身魚は淡泊なので、これまで美味しいと思うことが少なかったのだけれど、西京味噌に付けると「なんでこんなに美味しくなるんだろう」と思うほど感激の美味しさだった。
Facebook 2013年11月1日


南禅寺横の湯豆腐「奧丹」で娘と昼飯。
いつも長い行列で入れたことが無かったけど、さすが閑散期のウィークデーなので空いていて、やっと食べることが出来た。
ごく薄いだし汁(昆布だけ?)に、豆腐を入れただけのとてもシンプルな食べ物。
でも、正直なところ何が美味しいんだか良く分からなかった。
豆腐が売りなのだと思うけれど、スーパーで売っているのと差が無かったし。
勇んで行った割には、撃沈。
関東人としては、湯豆腐に濃い醤油をかけて食べたいと思った。
Facebook 2014年1月22日


やってきました、積丹半島。
先端の積丹岬にある「中村屋食堂」が目的地。
漁師がやってるウニ料理屋さん。
「ムラサキウニとバフンウニのどちらにしますか?」と聞かれて、ウ~ン、答えは「両方」。
半分づつのスペシャル丼で、左の黄色い方がムラサキウニ、右のオレンジ色の方がバフンウニ。
たぶん東京とかで普段食べてるのは黄色の方(ムラサキウニ)で、オレンジ色(バフンウニ)は味が濃くて甘い。
どっちも美味しかったけれど、地元の人はあっさりしているムラサキウニを好むらしい。
でも、自分は旨みが強くて味がしっかりしているので、ちょっと高めのバフンウニが好み。
積丹ウニは、解禁になったばっかりで、解禁後の最初の週末なので、お店はあっという間に満席に。
駐車場は、みんな札幌ナンバーの車で、近郊の人達がこぞって来ている様子。

Facebook 2014年6月14日


今夜は、ミシュラン星レストランの3店目で、お寿司の札幌「一幸」。
数年前にTBSの「情熱大陸」で紹介され、是非とも食べに行きたいとずーっと思っていたお寿司屋さん。
まだ30才になったばかりの新進気鋭のマスターと、影でサポートしているお父さんのコンビネーションが、気持ち良い。
札幌の郊外からススキノに進出し、さらにミシュランの星まで貰って、予約も取れない人気店になっていた。
最初の2品、ウニとシャコだけで、うなってしまった。
ウニは、今朝マスター本人が積丹に行って、手に入れて来たとのこと。
ムラサキウニなのだけど、芳醇で甘くて、積丹で食べたウニよりも数段に旨い。
シャコは、卵を身に付けたメスで、卵の黄身が半熟になる様に釜茹でを止めていて、シャコなのにパサパサしていなくて、トロッと美味しい。
ちなみに、「ウニとシャコの両方を楽しめるのは、この2週間だけ」とのことで、旬のものだけに拘っている。
その後の握りも美味しくて、ちょっとここは別格のお店。
札幌に行く機会があったら、是非とも試して欲しい。
若いマスターの、一品毎の熱のこもった説明に、ドラマと季節、そして海を感じることが出来る。
Facebook 2014年6月18日

お寿司「一幸」の続き。
どれにも拘りのストーリーがあって、かつ美味しい。
日本酒と白ワインを、お任せで頼んだんだけど、どれも敢えて少し甘め。
「辛いお酒は、料理の連続性を阻害する」とのこと。
ワインのソムリエの資格も持つマスターからの新鮮な一言だった。
Facebook 2014年6月18日


もう一つの我が家の定番、魚料理の”鮪蔵”@銚子港
今の旬は、カキとイワシ。
カキ三昧も良かったけれど、イワシ刺身が脂が乗っていて、美味しかった!
お刺身には、ミョウガもショウガもシソの実も、臭み消しは不要。
本膳のお醤油があれば、それだけで満足。
ちなみに、生ガキに何もかかっていないのが、さすが銚子。
臭み消しとしてポン酢が掛かっていたりすると、とってもガッカリするので。
もちろん、添えてあるレモンは絶対に使わない。
Facebook 2014年8月1日


札幌の一幸でお寿司を食べて、「なんて美味しいんだろう」と思い、そして「なんで美味しかったんだろう?」と考えてきた。
新鮮さ至上主義では無く、「何日目が一番美味しいか色々試している」等の拘りもひとつの要素だと思うけど、今月は銚子に何回か行き、お刺身とお寿司を頂いて、ひとつ分かったのがネタの温度。
お刺身は冷え気味が良いけれど、寿司ネタは室温の方が断然美味しいことに今更ながら気が付いた。
思い出してみれば、一幸では、ちょっと暖かめの酢飯に、ネタも同じ温度にしてあって、すんなりと口に入っていった。
「寿司&温度」でググったら、非常に明確に説明してくれているブログがあった。
来月、一幸に再訪するのが楽しみ。
http://www.satonao.com/archives/2012/10/post_3469.html
Facebook 2014年8月17日


札幌に移動して、お鮨の「一幸」へ。
特に気に入った2品を。

「水分が臭みの元になってしまうんです」と言うことで、徹底的に水気を抜いた牡蠣。
確かに臭みが全く無くなっていて、クリーミーでプルンとして、初めて食べる美味しさ。
「釧路周辺の牡蠣は1年中採れるけど、この時期が一番厚みがあって旨味が強い」とのことで、切った面がほとんど円形で、どっしりと重みがあった。

「光り物は、面が美味しいんです」とのことで、敢えて薄く切った5枚を乗せて握ったイワシ。
脂が乗っていて、これも美味しかった。

TBSの情熱大陸で今年の1月に紹介されていて、曰わく「仕入れにこだわり、素材を極限まで熟成させ、しゃりの温度も微妙に変えて、極上の一貫を作り出していく」との説明だった。
確かにその通りと納得出来るお店。
facebook 2014年9月10日


昨夜から再び銚子。
そして、前回すっかり気に入ってしまった「治ろうや」再び。
銚子にお寿司屋さんが数十軒はあるけど、カウンターに冷蔵透明ケースを置かず、白木の一枚板を入れているのはここだけとのこと。
お店の看板「あぶり金目鯛」も、相変わらずトロッと香ばしくて美味しい。
銚子名物「伊達巻き」は、和風プリン風味でほの甘く、締めにぴったり。
Facebook 2014年9月21日


夜は、釧路の「紀伸」と言う日本料理屋さんで。
ここもミシュラン星のお店。
大将に「一番旬の魚は?」と聞いたら、「それはもうサンマ」とのことで、サンマが出てくることを期待していたら、「これから根室行くのなら、サンマは根室で食べな」と料理仕掛けていたサンマはお預けになってしまった。
曰わく、「根室のサンマは、脂の乗りが別格で、根室でしか流通していない」とのこと。
根室の楽しみが増えた。
Facebook 2014年9月27日

根室サンマの続き。
待望の「根室のサンマ」を食べに、ホテルお薦めのお寿司屋さんへ。
いやぁ~、「根室のサンマは別格」の意味が良く分かった。
脂の乗り方が尋常では無い。
そして、脂が多くても、フニャッとはしてなくて、身は引き締まっている。
大将は、根室鮨協会の会長とのことで、焼きサンマの食べ方が気に入ったと誉めて貰い、昆布をお土産にくれた。
ダシ用では無く、食べるための昆布とか。

Facebook 2014年9月29日


夕食は、北海道は北見の野菜にこだわった天ぷら屋さんで。
マイタケが、甘くて香りがあって、特に美味しかった。
「愛別の矢部さん家」ブランドの栽培マイタケとのこと。
「残念ながら今日は仕入れられなかったけれど、この時期は天然物のマイタケが香りがとても強くて美味しくて、ひとかたまりで4万円はするんですよ」とのこと。
そう言えば、釧路で夕飯を食べた時に「今日は天然マイタケが手に入ったんですよ」と自慢気にひとかたまりをみせてくれて、白子との煮物を作ってくれた。
「白子が美味しいですね」と感想を述べてしまったのだけど、あそこでは「さすが天然物のマイタケは違いますね」と言うべきだったんだろうな。

Facebook 2014年9月30日


正直に告白すると、今までカニを食べて、美味しいと思ったことが無い。
これを覆すべく、本場の北海道でカニを食べてみたいとかねがね思っていた。
大将に「とにかく美味しいカニが食べたい」と頼んだら、今日の昼にホタテが美味しかった猿払沖の捕れたて毛ガニが出てきた。(小さな声で密漁とのこと)
結果は、うーん、この味のどこが美味しいんだか、やっぱり分からない。
自然の旨みでは無く、化学的に合成させた様な味に感じてしまい、どこを美味しいと思えば良いのか分からない人。
日本人として味覚が変なのかなぁ?

Facebook 2014年10月2日


何のために札幌に来たかと言うと、「一幸」のお寿司を食べるため。
それも、この牡蠣を食べるのが最大の目的。
「牡蠣が生臭いのは水っけが原因で、その水っけを徹底的に取り除き、さらに熟成させて、札幌競馬場の藁で炙った」のが、これ。
クリーミーで甘くて、香りが心地良いプリプリの牡蠣は、ここでしか食べられない。
厚岸の牡蠣と思ったら、もう少し釧路よりの昆布森とのこと。
新鮮な捕れたてを捕れた場所で食べるのもひとつの醍醐味だけど、一手間も二手間も掛けた料理としてのお寿司を戴くのも贅沢のひとつ。

Facebook 2014年10月8日


京都に来たら、一晩は必ず居酒屋「露地もん」。
酒の肴として自分にピッタリくる料理が揃っていて、一番好みの居酒屋さん。
お肉、揚げ物、脂っぽい魚、野菜の天ぷら。
嫁さんからは「脂っぽ過ぎ&味が濃過ぎ」と言われるのだけれど、それがまさしく自分の好み。
Facebook 2015年3月9日


銚子でいつものお寿司屋さんへ。
今日の逸品は、関サバ。
我々のために仕入れたとのことで、敢えて浅く締めてあって、脂が乗っている割にはサッパリした美味しさ。
「光り物は面が美味しいんです」と、3枚に薄く切った握り。
ボタンエビも、我々スペシャルとのこと。
嬉しい!

Facebook 2015年3月21日


東大そばのクジラ料理屋さんで「ひみつのくじら」。
昔懐かしい竜田揚げを食べに来た。
ここ、美味しい!
「小学校の給食に良く出てきた竜田揚げの懐かしい味」というレベルでは無く、本当にもの凄く美味しい。
ジューシーで香ばしくて、そして柔らかくて、それでいてお肉の旨味がしっかり詰まっている。
お刺身も食べたけど、柔らかくて甘くて、クジラのお刺身で美味しいと思ったのは初めてかも。
若いマスターに聞けば、夜の竜田揚げは特別にお刺身用の部位を使っていて、「もっと美味しい」とのこと。
これ以上美味しかったらどうなるんだろう。

ちなみに、使っているのは房総沖で捕れる近海鯨のツチクジラで、世界から叩かれている遠洋のミンククジラとは別のもの。
Facebook 2015年5月16日


夕飯に山陰で取れた魚の盛り合わせ。
お醤油が合わなくて、色々持ってきて貰ったのだけど、甘かったり、濃かったり、シジミ味だったり、全く自分に合わなくて、お刺身を美味しく食べられなかった。
お醤油が、味覚の邪魔をするのは初めての経験。
塩は、味覚が増すので、賛同。
レモンなど柑橘系と生姜は、味覚の邪魔をするので、賛同出来ず。
そして、お醤油が味覚の足を引っ張ったのは初めての経験で、日本にいてこんな経験をするとは、カルチャーショック。

ちょっとビックリ!
Facebook
2015年2月22日

玉造温泉/島根のお寿司屋さんへ。
まずは、「山陰の幻の魚」と銘打たれている「ノドグロ」の一夜干し。
白身魚の割には脂が乗っていて、美味しい。
干し物にすることで、旨みが増しているのだろう。
次に、トビウオ(当地名アゴ)の揚げ物。
これは、あまりに美味しくて、「もう一皿」と追加。
握りも美味しかった。


そして、醤油に再び悩まされてしまった。
旅の途中で手に入れた「関東人にとっての普通の醤油」を持ってくるのを忘れてしまい、お店には甘ったるいのとしょっぱ過ぎるのしか無くて、せっかくのお寿司をお醤油無しで食べることに。
お店の人曰わく、「お寿司の味を邪魔しないように”たまり醤油”は使ってないんですよ」とのことだったけれど、当地の普通のお醤油でも甘過ぎて、充分に邪魔している。
Facebook 2015年6月24日


久し振りのdanchu。
大好物なので、夏でも「お雑煮」。
鰹出汁と昆布出汁を取るのに時間を掛けて、気合いを入れて作ったのだけれど、何か気に入らず。
嫁さんの評価は、一言「甘味が足りない」。
自分のお雑煮の甘味は、大根だけに頼っているのだけど、夏の大根は甘みが足りない様子。
嫁さんの味覚に感服。
Facebook 2015年7月11日


取れたてミンク鯨が入荷したとの電話を貰ったので、いそいそと「ひみつくじら」へ。
釧路では10月中に50頭の近海ミンク鯨捕鯨が許可されていて、冷凍していない生の捕れたてが届いていた。
左の写真が、そのミンク鯨の刺身。
あっさりしていて、とても美味しい。
臭み消しのためにショウガ醤油で頂くのが普通だろうけれど、ショウガ嫌い&臭み消し嫌いの自分はお醤油だけで。
見ても食べても、鯨とは信じられず、ちょっと感激。
マグロで言えば、赤身。

右の写真は、房総の和田港で取れた近海ツチ鯨の刺身。
こちらは6月~8月に26頭の捕鯨が許可されている。
マグロで言えば、中トロ。
脂が乗っている。
8月に取れているので、冷凍物だけど、柔らかくて美味しい。
この刺身グレードを使った竜田揚げが一番の好物。
Facebook 2015年10月22日


バンコクの美味しいお寿司屋さん探しの1件目、「鮨忠」。
”おまかせ”は全て板長の日本人が握るとのことで、やってきた。
いきなり本命に巡り会ったかも。
築地から週3回仕入れているとのことで、全て日本のネタ。
魚の旨みを大事にしていて、シャリとネタの温度も絶妙。
気に入ってしまった。
昔のバンコクのお寿司はタイ近海ものしか無く、またネタもひたすら冷え冷えだったので、隔世の感あり。

”おまかせ”でもリーズナブルな値段で、足繁く通ってしまいそう。
Facebook 2015年11月15日


バンコクの美味しいお寿司屋さん探しの2軒目、「寿司 神田」。
カウンターに冷蔵ケースを置かない今風のお寿司屋さん。
冷蔵ケースを置かないのはバンコクでは、このお店だけの様子。
築地からの仕入れは毎日とのことで、それに見合ってバンコクで一番高級な(一番値段が高い)お店。
いきなり”おまかせ”は恐ろしいので、8貫握りを試しに食べてきた。
「新鮮な魚」に「たまり醤油や柑橘系の香りを付加」を売りにしている様子。
「引き出された魚本来の旨味」を味わいたい自分には向かない。
どの評価Webを読んでも「日本のどこよりも美味しい」とか「バンコクでダントツの美味しさ」と評価されているのだけれど、ちょっと違う。
タイ人の富裕層には受けているのだろうけれど。
一番高いお店なので、「ここが一番美味しかったらどうしよう」といらぬ心配をしていたのだけれど、ホッとしたりして。
Facebook 2015年11月21日


今日のお昼は、寿司ランチ定食。
カウンターで一貫ずつ握って貰いながら美味しく食べていたのだけれど、途中で柚子胡椒乗せが出てきて、撃沈。
バンコクと言えども、お寿司に胡椒は掟破り。
でも、自分はワサビは平気なのに、胡椒はなんで苦手なんだろう??
味覚探求の新しいテーマになりそう。
Facebook 2016年1月13日


バンコクへ戻る前の晩、地元の居酒屋で食べたい物を脈絡も無く頼んだら、こうなった。
揚げ物が多く、自分の好みが良く分かる。
脂っぽい和風味が好きなんだろうな。
それにしても、どれも美味しくて美味しくて!

息子と2人でウィスキーのボトルが開いた。
Facebook 2016年2月26日


「清水の桜海老が入りました」との連絡を貰い、いそいそといつものバンコクのお寿司屋さんへ。
桜海老のかき揚げ。
独特の香りがプンプンで、さらにサクサクで、最高。
舌で感じる味よりも、まず香りで美味しさを感じることが出来る食べ物。
桜海老は1ヶ月は続くとのことなので、次回は是非とも「かき揚げ蕎麦」で。
Facebook 2016年4月4日


日本に一時帰国して、いつもの銚子のお寿司やさん「治ろうや」。
メチャクチャ美味しくて、思わず大将に「一体どうしちゃったんですか」と言ってしまった。
バンコクからの電話予約を受けて、大将が気合いを入れて一週間前から仕込んでくれたらしい。
一方で、食べる方もとても楽しみにしていて、双方の気持ちがぴったり合って、こんなに美味しいお寿司は初めてだったかも。
赤身の生マグロと漬けマグロが、「なんでこんなに美味しいんだろう」と思う程の余韻が口の中に残り続けて、感激。
バンコクでも築地直送のお寿司がいつでも食べられるけど、酢飯の上に刺身を乗せて握っただけで、全くの別物だと思った。
食べた後に口の中に広がる余韻が全く異なる。
やっぱり、お寿司は日本なんだなあ。
嬉しい様な、悲しい様な。
Facebook 2016年7月20日


自分の味覚
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